◆足袋とは…
足袋には雪駄や草履を履く足袋とそのまま地下に履く地下足袋の2種類がございます。
地方によりさまざまですが、神様の前に出る祭禮の場合は白足袋が正式であるという地方もありますが、何色が正解とか不正解はございません。その地方により違いますので、そこの伝統としきたりに従って欲しいと思います。
江戸時代からのお祭の始め(起源)は晒(漂白)などは無かったため白といえども生成りに近い色であったと推測されます。今の白足袋の生地はほとんど晒し加工(白くするための加工)を施してあります。
祭足袋は黒か藍染であるという方の中にもこんなご意見もあります。昭和に入ってからのお祭りを始めた地区などは・・・「田の神様や水の神様に豊年を祝い感謝する祭り」⇒【五穀豊穣】の為、田んぼに使用する黒色や藍染(メク)を履いてお祭りに参加したのですと…。白の足袋はたんぼには使いませんな…と…。白だといわれる方に質問です。じゃあなんで白の腹掛・股引を着ないの?って?昔の平民の礼服【神式】は上から下まで白装束でしたよね・・・【今は黒の礼服ですが白装束が長い間礼装でした。】と…ごもっともです。
したがって足袋の色には正解はございません。なんと゛も申しますがその地区【参加】のしきたりやルールに従ってくださいとしか申せません。