◆雪駄とは
雪駄をいつかの頃から履くようになったかは定かではありませんが、一説には室町時代の末頃からで、千利休り考案といわれている。雪駄は雪踏とも書くように、草履で雪の上や湿気の多い路を歩いても、水気が表にしみないようにするためや、かかとの部分が早く痛むのを防ぐために補強工作として裏に皮をはるようになった。雪駄の特徴である鋲打ちは、歩くと裏金と地面がすれてチャラチャラと音を立てるが、これは江戸時代の侠客(清水の次郎長や森の石松などの仁侠の方々)の間から始まったといわれます。
◆雪駄の必要性
祭衣装では足袋(地下足袋以外)を履く場合は欠かすことの出来ないアイテムです。
◆雪駄の選び方
雪駄を履くということは必ず(裸足は別ですが)足袋をはきますので、その足袋との色・柄合わせを考える必要があります。したがって足袋と合わせてお選びくださいませ。
はき方としては着用した時にかかとが少し出る位が粋なはき方としてお勧めいたします。
わざとかかとを出すために鼻緒を下げて作成している「坪下がり」という品もあるぐらいですので、やはり少しかかとはでたほうが格好がよろしいかと。
愛感謝